にせもの

会見に出席した（左から）音尾琢真さん、上地雄輔さん、山田優さん、八嶋智人さん、小栗旬さん、ユースケ・サンタマリアさん、三浦春馬さん、仲里依紗さん

　俳優の小栗旬さん（２５）の初主演ドラマ「貧乏男子（ボンビーメン）」（日本テレビ系）の制作発表会見が７日あり、小栗さんや山田優さん（２３）、八嶋智人さん（３７）、三浦春馬さん（１７）、仲里依紗さん（１８）、ユースケ・サンタマリアさん（３６）ら主な出演者が出席。多額の借金を抱える貧乏大学生を演じる小栗さんは「主食はもやしだった」という実際の“ボンビー体験”を告白、「さっとゆでてしょう油をかけてガバッと食べた。ふりかけを掛けてもおいしいですよ」とレシピを紹介していた。

　このドラマは、お人好しで能天気な大学生、小山一美（小栗さん）が主人公。人とのつながりを大事にする一美は、気が大きくなって仲間におごったり、オレオレ詐欺にひっかかるなどして消費者金融から１００万円もの借金を抱え込むはめに。一美は、結婚したくて借金をした警察官（八嶋さん）と買い物依存症の女性（山田さん）とともに、趣味が「金貸し」というホストクラブの謎のオーナー（ユースケさん）からお金を借りる代わりに無理難題をふっかけられる……というヒューマン・コメディー。

　小栗さんは「今最も旬な男、小栗旬です！」とあいさつし、初主演についても「（ここにいる）楽しいメンバーで楽しく作っていきたい」と抱負を述べた。実際に借金は「親父と一緒に家を買ったので、何千万円かはある」と明かしたが、「お金が（人生の）すべてではないと思う。生きるためにお金で買えないことは山ほどある」と達観した様子だった。山田さんは「現場に行くのが楽しい。私も普段、ストレスを発散するために買い物をする傾向があるので、（役柄の）気持ちがよくわかる。リアルに演じようと心がけています」と役作りについて語った。

　２人組女性ユニット「ＢＥＮＮＩＥ　Ｋ」が初のドラマ主題歌「モノクローム」（２月２０日発売）を提供。放送は１５日から毎週火曜午後１０時、初回は１５分拡大版。【細田尚子】